著作権・契約書の作成代行、許認可申請 制作業に携わる方々をサポート   
 
 

契約書作成・チェック・雛形提供や
  著作権相談は藤枝法務事務所へ
 
電話受付は平日10:00~20:00
お問合せフォームは24時間365日
047-405-2782
お問合せ

【裁判】プロレス暴露本の出版原稿料・タイトルを巡る紛争

著作権判例

【裁判】プロレス暴露本の出版原稿料・タイトルを巡る紛争の考察




image







プロレスの暴露本出版にあたり、その原稿を執筆したプロレスラーと出版社との間で生じた紛争。


まず原稿料についてですが、これは出版契約等で原稿1枚につきいくらというような形で明確にしておくべきだったと思われます。


やはりお金に関するところはもめやすいので、この部分だけでも書面での合意があればこのような裁判にはならなかったのかなと。



それと、書籍タイトルに「プロレス八百長伝説」が入ってしまうことを原告プロレスラーが出版社にやめてほしいということを請求した件ですが・・・



これもできれば出版契約等で原告プロレスラーが原稿執筆に取り掛かる前に明確にできれば望ましかったですね。



ちなみに、この「プロレス八百長伝説」は1万5073部が納品され、5606部が返品、結果として売上額は約580万円であったようです。そこから、被告インフォレストは被告スポーツに対して編集委託料として83万9160円を支払っており、この編集委託料には原告プロレスラーへの原稿執筆料が含まれているということのようです。


また、「プロレス八百長伝説」は全体で95ページとなっており、そのうち原告プロレスラーの原稿に係る部分は22ページとなっております。



これらの経緯も踏まえて、原告プロレスラーの原稿執筆料を12万円で妥当であると裁判所は判断したものになります。



今回の事例は、原稿執筆にあたり、契約書面をきちんと取り交わしていなかった為に生じたともいえます。せめて、原稿料というお金に関するところについてはできればなんらかの書面で残せておけば多少はもめ事を回避できた部分もあったのではとも考えます。





プロレス暴露本の出版原稿料・タイトルを巡る紛争の判決内容に戻る












対応地域

 
 
  【 以下の業務は全国対応】
 ・契約書業務(契約書の作成代行、チェック修正、雛形提供)
 ・著作権業務(著作権登録、存在事実証明作成、各種相談)
著作権・契約書作成なら藤枝法務事務所
    
業務案内

【著作権ブログ】
著作権 侵害・違反を考える

 
【各契約書ページ】
著作権関連

 
 
IT関連

 
 
 
 
【メディア掲載実績】
・日本経済新聞 電子版
 2011年5月30日、2011年5月31日
 「開発費不要をうたうIT企業の思惑」「新事業モデル支える二つの契約形態」取材協力等
 
 
・日経コンピュータ2011年4月28日号
レベニューシェア契約に関する取材協力等


 
他、週刊ポスト、FRIDAY、クローズアップ現代(NHK)等様々な媒体で契約書に関して取材協力をさせて頂いております。