デザイン使用契約書 - 契約書作成事務所

デザイン使用契約

【目次】

契約書に盛り込む内容
デザイン使用許諾契約書対応実績
デザイン使用許諾契約書サンプル
当事務所対応料金

デザイナー等のクリエイターが制作・考案したデザインを商品化して販売等するために、そのデザインの使用及び権利について締結される契約書が「デザイン使用契約書」です。

1つのデザインに対して、様々な商品化が考えられます。

デザイン使用契約における概要・ポイント等は以下のとおりです。

【契約概要】

デザイナー等のクリエイターが制作・考案したデザインを商品化や使用する権利を許諾する。

権利許諾の対価として、デザイナー等のクリエイターに対価を支払う。

【契約におけるポイント】

デザインを基に制作される商品がある程度、特定されているなら、それを明確にする。

デザインを使用する上で商品化される歳に、デザイナーが用いているロゴ等の名称を使用する場合は、その名称についての許諾を明確にする。

デザイナーに対して、制作された商品のサンプル等を提供する場合はその旨を記載する。

商品を販売する上で、デザイナーの肖像や経歴・プロフィール等を使用してもよいかを明確にする。

対価の支払方法をどうするか。制作したデザイン毎に1件いくらとするか、商品化された商品の売上に応じて支払うのか

契約が終了した後の権利関係を明確にする。

契約の概要やポイントは上のような感じです。

対価の支払いですが、商品の売上に応じて支払う場合、その商品の販売方法により支払う金額が異なる場合があります。たとえば、Webからの直販なら売上の20%、流通させて店頭販売を行う場合は売上の10%といった具合に設定することがあります。

【デザイン使用許諾契約書の当事務所対応実績例の一部】

出版社が有するイラストを他企業等が利用する際の利用規約
企業のウェブサイト、メルマガ、メディアバナー等にイラストを使用するための覚書（プロモーション会社とイラストレーターとの覚書）
医療系書籍の表紙や挿絵として使用するためのイラスト使用許諾契約書（出版社とイラストレーターとの契約書）
ソーシャルゲーム用カードやキャラクター等のグラフィックデザイン使用許諾契約書（イラスト・デザイン全般）
既に制作及び納品が完了しているデザインの使用許諾契約書
デザインを使用して記念メダルを制作し、販売するための使用許諾契約書（ロイヤリティ方式）
オリジナルキャラクターの使用許諾契約書（3DCGアニメーションの制作及び放映するためにオリジナルキャラクターを使用することを許諾）
ファッションブランドのロゴ及びフォント書体等の使用許諾契約書（デザイナーとブランド運営会社との契約）
デザインのインテリア（カーテンや椅子等）への使用許諾契約書
墨文字のフォント化使用許諾契約書
意匠登録されたデザインの使用許諾

・・・etc

当事務所のイラスト・ロゴ・デザイン系契約書等の対応事例一覧はこちら
イラスト・ロゴ・デザイン系の契約書等の対応事例

デザイン使用契約書

○○○○株式会社（以下「甲」という）とデザイナー○○○○（以下「乙」という）は、次のとおり契約を締結する（以下「本契約」という）。

第1条（契約の目的）
1)乙は、別紙に定める商品（以下「本商品」という）を制作及び販売するためのデザイン案及び仕様等を甲に提供し、甲は乙のデザイン案に基づき本商品を制作及び販売することができるものとする。
2)甲は、乙のデザイン案提供対価として、第6条に定める通り本商品販売による売上に応じて、その対価を支払うものとする。

第2条（乙が実施及び許諾する内容）
1)乙は、本商品のデザイン案及び仕様等、甲が本商品を製造及び販売する上で必要な内容（以下「デザイン案等」という）を甲に提供するものとする。
2)甲は、本商品のデザイン案等の提案者であるとして乙の名前、肖像及びプロフィール等を利用することができる。
3)乙は、甲が本商品に「△△△△△△」の名称ロゴを付与することを許諾する。尚、乙が当該名称につき商標権を取得した後も、引き続き甲が当該名称ロゴを本商品に付与することができるよう、乙は当該商標権の通常実施権を甲に許諾するものとする。
4)乙は、必要に応じて甲の本商品販売促進活動に協力するものとする。また、乙は乙の責任及び費用で本商品の販売促進のためウェブ媒体及び紙媒体等で広告宣伝を行えるものとする。
5)甲は、本商品の販売促進のために、乙に本商品５個を無償で提供する。

第3条（本商品の制作及び販売）
1)甲は、日本を含む全世界において本商品の制作及び販売を甲の名で独占的に行えるものとする。
2)甲は、本商品の制作及び販売に掛かる諸費用を全て負担するものとする。
3)甲の本商品の販売方法は、次のとおりとし、それぞれの販売開始日は甲が定めるものとする。

　　　　以下、続く・・・・

【収入印紙】

本件のような、デザイン等の無体財産権の使用・商品化契約書は、印紙税の課税対象外になりますので、契約書には、収入印紙の貼付は不要となります。

【デザイン使用契約書の作成代行】

	料金	納期目安	成果物
契約書の作成	50,000円（税別）	３営業日	契約書データ

※納品させて頂く契約書データはお客様が編集可能なWordファイルとなります

【デザイン使用契約書の修正・チェック】

	料金	納期目安	成果物
契約書等チェック修正対応	1ページにつきおよそ5,000円（税別）	2営業日程度	リーガルチェック対応後の契約書データ

※納品させて頂く契約書データはお客様が編集可能なWordファイルとなります

【デザイン使用契約書の雛形提供】

	料金.	納期目安.
契約書等雛型提供	8,000円（税別）.	翌営業日

※雛形提供をご希望の方は、お問い合わせフォームを通じて、お問い合わせ内容にご希望の契約書雛形名をご記載の上で当事務所までご連絡願います。
※カスタマイズをご要望される場合は、作業分量に応じて別途費用が掛かります。
※お客様より特にご指定がない場合はWordファイルで提供致します。
　（PDF、テキスト、書面等による提供はご要望に応じて対応致します）

<補足>
デザイン使用契約の事案や難易度により料金が増減したり納期にお時間を頂く場合がございます。そのため、ご依頼頂く前に、お客様からヒヤリング等を行った上で御見積書をご提示致します。

デザイン使用契約書ご依頼の流れ（遷移先ページ下部）

商品名等の商標登録もお考えの場合はこちら

デザイン使用契約書について、ご相談等がございましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。

藤枝知財法務事務所
代表：藤枝秀幸（弁理士・行政書士）

2009年に当事務所を設立し、著作権等の知的財産権の専門家として、主にIT系、エンタメ・芸能・コンテンツ系のクライアント様やクリエイター様等から多数の契約書作成・リーガルチェック業務のご依頼を頂いております。
また、補助金を活用した特許・商標・意匠登録対応も得意としており、契約×知財×補助金の広い視点でお客様をサポートさせて頂いております（2024年時点で事務所設立15年）。